コースの目的
情報社会に生起する社会的課題を解決するために、問題の把握、分析、評価を行うとともに、図書館政策・情報政策および各種組織等での事業を企画立案し、実施する理論的・実践的能力を涵養する教育研究を行っています。
図書館や情報機関をはじめとした臨床の場で実践知を鍛え、それを理論的に練り上げることによって問題解決を主導することができる高度な情報研究のスペシャリストと、実務研究をとおして社会に貢献する研究者の養成を目指しています
教育方法の特徴
図書館情報学の理論や研究手法および政策研究に関する基礎的科目と,図書館や情報機関などで生起する諸問題に関わる応用科目をバランスよく提供することで,
総合的視点から企画の立案、分析,実施を担う情報専門家や研究者を育成するカリキユラムを提供しています。
応用科目としては,図書館の各館種ごとの政策・経営に関する科目のほか,各種メディア,情報サービス,情報システムなど広い範囲の専門的な内容が用意されています。
また,これら科目の一部は必要に応じて第一線の実務家と研究者教員が共同に担当することで現場での最新の事例なども取り込むよう工夫しています。
さらに,研究演習科目や図書館情報学研究プロジェクトでは,各自のキャリアプランや関心に沿ったテーマを選択し情報専門職として必要となる調査研究能力を身につけることができます。
将来の進路
修了後は、図書館や情報機関などの組織で高度な知識を生かして企画立案や実施を担当するスペシャリストとして活躍することが期待されます。また,図書館情報学の研究者として大学などに就職する途も開かれています。
ディプロマ・ポリシー
- 多様化・複雑化する情報社会に生起する社会的課題を,学際的・総合的観点に立った学術的知見に基づいて理解し,その解決の方策を構想できるようになる(知識)。
- 多様化・複雑化する情報社会に生起する社会的課題を的確に把握し,その適切な解決方策を総合的に探求できるようになる(態度)。
- 多様化・複雑化する情報社会に生起する社会的課題を,図書館政策・情報政策等および各種組織等における事業という両面について企画・立案・実施・評価する能力を獲得し,運用できるようになる(技能)。